サキシマオカヤドカリ



はい、茹でヤドカリ1パイお待ち!(北マリアナ、2007.5月)

サキシマオカヤドカリ

海域汽下汽上淡水陸上

その特徴ある体色のためか、非常に愛好家の間では有名な種類なのですが、日本での確認例はかなり限定されます(※1
黒島、石垣島など八重山諸島でも過去僅かな確認例があるようですが、これは海流が運んだ偶然の産物と見られ、本来は分布域ではありません。
一方、小笠原より南方では確認例も多く、南鳥島等では恒常的に生息(※2しているようです。
このように日本では超希少種であるサキシマオカヤドカリですが、ミクロネシア地域以南の太平洋域島嶼部では、かなり普遍的な種の1つであるようです。
この種はモンパノキ群落など海岸付近の疎な植生帯を主な生息場所としており、内陸深く進出することはないようです。
ナキオカヤドカリとは生息域が重なりますが、生息場所はより限定的でいる場所といない場所がはっきり分れます。
これについては、海岸に点在する隆起サンゴの存在との関連も指摘されています(※3
鮮紅色のヤドカリというイメージが定着している為か、本種の亜成体は赤1色ではないというのはあまり知られていないようです。
そして、実はサキシマオカヤドカリも、鳴きます。



若齢個体は赤くない。
(北マリアナ、2005.12月)


警戒心は強い。
(北マリアナ、2007.5月)


だいぶ赤くなってきた個体。
(北マリアナ、2007.5月)


ここでも人気、アフマイ。
(北マリアナ、2007.5月)


小さいものは間口の細い貝を好む。
(北マリアナ、2007.5月)



<参考および引用文献,web site>
(※1: 三宅貞祥,1982.原色日本大型甲殻類図鑑(1). 保育社
(※2:マーカスの鳥と自然in”なはのはね南鳥島ガイド”http://www.d1.dion.ne.jp/~sight/marcus3-2.html
(※3:沖縄県教育委員会文化課編,1987.あまん-オカヤドカリ生息実態調査報告-.緑林堂出版




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