オカガニ
大型になる陸棲のカニの仲間で、普段は海岸からそう遠くない湿地やその周りに棲んでいますが、 夏の大潮の夜、卵を抱えた♀は海岸へと降りてきて幼生を海へと放出します。 日本には4種が棲息しているようですが、汽水域ではミナミオカガニがよくみられます。
ミナミオカガニ(ギターサオカガニ)
海域汽下汽上淡水陸上
ギターサオカガニ、オオオカガガニとも呼ばれています。 日本に棲息している陸棲のカニ類では、恐らく最も大型になる種類で、南西諸島各地で広く見られます。 マングローブ域で見られる事も多く、林周辺の草地や、高潮線より高い林内などに巣穴を掘って棲んでいます。 基本的に水には入りませんが、暑い日などにはマングローブ域のタイドプール等に入っている場合もあります。 オカガニとは色彩の他、片方の鋏が大きい事で見分けられます。
(西表島,7月)
腹側。(西表島,7月)
威嚇。(西表島,7月)
マングローブで行水中。(宮古島,10月)
南西諸島以南で見られるその名の通り陸棲のカニです。 ミナミオカガニと同じような場所に棲んでいますが、このカニの方がより水際を離れて生活している事も多いようです。 その為か、子供からは”便所ガニ”という不名誉な名前で呼ばれていたりもします。 ま、実際こんな大きなカニが便所に現れたらちょっとびっくりしますが…。 ミナミオカガニとは、左右の鋏脚が同大である事で簡単に見分けられます。 また、若い個体は甲羅の色が濃いですが、老成した大型個体では白っぽくなります。 ミナミオカガニほどではないですが、たまにマングローブ林床で見る事もあります。
右下の個体がオカガニ(西表島,7月)
左右の鋏脚は同大(西表島,7月)
マングローブ林床の個体(西表島,10月)
(西表島,10月)
老齢個体(西表島,10月)
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