テッポウエビ類


テッポウエビは干潟に穴を掘って棲んでいるエビです。
やはり干潟に穴を掘るアナジャコなどと比べるとやや巣穴は浅いようです。(といっても数10cmはありますが…)
ハゼ類の1部はこの仲間の巣穴を利用すると言われており、 ハゼは巣穴を借りるかわりにエビに危険を知らせる という共生関係なのだそうです。
汽水域に生息する種類においても、この共生関係を持ったものがあるようです。




テッポウエビ
テッポウエビ(伊勢湾河口干潟産、4月)

テッポウエビ

海域汽下汽上淡水陸上

伊勢湾他の干潟で見られました。
軟泥質の場所にはあまりいなくて、やや砂や礫が混ざっているような干潟の浅い場所に多いようです。
左右どちらかの鋏が大きくなり、巣穴の中で”パチン”とかなり大きな音を出します。



上面。
(伊勢湾河口干潟、4月)


ザリガニのようです。
(伊勢湾河口干潟、4月)


飼育下のようす。
(伊勢湾河口干潟産、4月)




イソテッポウエビ
イソテッポウエビ(紀伊半島河川産、6月)

イソテッポウエビ

海域汽下汽上淡水陸上

伊勢湾沿岸や紀伊半島などで確認しています。
転石の多い、やや泥の混ざった砂質の干潟によく穴を掘って棲んでいます。
これの密度が高い場所には、春頃にはスジハゼもいる事がよくあります。
スジハゼはテッポウエビ類と共生することが知られていますので、そういうことなのかもしれません。



上面。
(伊勢湾河口干潟、6月)


本種は砂底に多い。
(伊勢湾河口干潟、6月)


テッポウエビ類とスジハゼ。
(伊勢湾河口干潟、6月)




テッポウエビ
(有明海流入河川産、10月)

テッポウエビの1種

海域汽下汽上淡水陸上

有明海に注ぐ河口部で見られたテッポウエビ類です。
名前とかはよくわかりません。
右側の鋏足が大きかったです。



上面。
(有明海流入河川、10月)


上面。
(有明海流入河川、10月)




テッポウエビ
(奄美大島河口干潟、9月)

テッポウエビの1種

海域汽下汽上淡水陸上

奄美大島の砂泥質の干潟にいました。
イソテッポウエビに似ているように思いますが、よくわかりません。



干潟で見られた。
(奄美大島河口干潟、9月)




テッポウエビ
(沖縄島河口干潟、5月)

テッポウエビの1種

海域汽下汽上淡水陸上

こちらは沖縄島の干潟でみられたテッポウエビです。
これもイソテッポウエビかもしれません。
この個体はたまたまなのか、両方の鋏が大きいようです。





テッポウエビ
(西表島マングローブ林床、7月)

テッポウエビの1種

海域汽下汽上淡水陸上

西表島の河口部で見られたテッポウエビ類です。
マングローブの外周にもいますが、林に入っていくと中からパチッと音がすることがあるのですが、 音を頼りに掘り出してみるとこの種であることが多いです。
またマングローブ林付近の水路でも、共生ハゼの仲間が見られる事があるのですが、 本種と共生しているのかもしれません。



干潟でみられた。
(西表島マングローブ林床、7月)


上面。
(西表島マングローブ林床、7月)




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