キノボリベンケイガニ



♂個体。カクベンケイガニに似る。(西表島河川、10月)


マングローブ帯に生息。♀。(宮古島産、10月)

キノボリベンケイガニ

海域汽下汽上淡水陸上

沖縄島、西表島、宮古島において確認していますが、少なくとも沖縄島以南の南西諸島に広く分布していると考えられます。
主に規模の大きいマングローブ林で見られ、その和名の通りほとんどの場合樹上でみつかります。
同じように樹上で見られるものとして、フタバカクガニやクイラハシリイワガニがありますが、本種はどちらかというと木の根元に近い場所にいる事が多いように思います。
眼窩外歯以外に前側縁に目だった歯を持たない事など、形態的にはカクベンケイガニに酷似していますが、歩脚に毛が少ない事や、甲面がやや粗い顆粒で覆われている事などで見分けられると思います。
また、本種はどうやら夜行性傾向が強いようで、昼間は殆ど見られませんでした。



別個体。樹上にいた。
(西表島河川、10月)


♀腹面。抱卵している。
(宮古島、10月)


樹上の♀。
(宮古島、10月)


同じく♀。
(宮古島、10月)


ほとんど樹上でみられる。
(宮古島、10月)


♂。逆さ向きでいる事が多い。
(宮古島、10月)


オヒルギ樹上の幼蟹。
(沖縄島、5月)



<参考文献>
2001:マングローブに関する調査研究報告書, (財)亜熱帯総合研究所




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